日本最北端、あなたの知らない青森県の観光スポットと歴史や起源を大公開！>テレビでも紹介された！？国宝が眠る是川縄文遺跡を紹介します

八戸市には、大きく2つの川が流れています。
それが、馬淵川（まべちかわ）と新井田川（にいだかわ）です。
実は、馬淵川（まべちかわ）と新井田川（にいだかわ）
沿いなどに多く遺跡が分布していることが分かりました。

これまでの発掘調査により、旧石器時代から
江戸時代までの各時代の遺跡が発掘されており、現在、
縄文時代は長七谷地貝塚と是川遺跡、古代は丹後平古墳群、
中世は根城跡の４遺跡が国史跡に指定されております。

さて、是川遺跡では三内丸山遺跡と同様に沢山の遺跡が
出土されておりますが、中でも一番有名なのは、
平成元年に出土された合掌土偶という土偶です。

土偶は、一般的に捨て場や遺構外からの出土例が
多いらしいのですが、この合掌土偶は住居の片隅に置かれた様な
状態で出土されており、こういう例は非常に少ないそうです。
かなり貴重ですね。

また、風張1遺跡からは約70点の土偶が出土しておりますが、
完全な形をしているのはこの土偶だけだそうです。

因みにこの合掌土偶という名前の由来は、
座った状態で両腕を膝の上に置き、
正面で手を合わせ、指を組んだポーズを取っている
ということで、それが合掌している姿に見えることから、
合掌土偶と名付けられました。

実際に見てみると本当に綺麗な形を留めており、
何とも面白い姿勢をしています。
平成21年7月10日には国宝にも指定されております。
正直、自分の身近な所に国宝があるなんて、
なんか違和感があります（笑）

国宝を見れる良い機会です。
是非この機会にお越しくださいませ。